天下分け目の戦いの地!関ケ原の観光スポット

関ケ原といえば、関ヶ原の戦いや壬申の乱などが行われた古戦場として有名な場所です。歴史が好きならば一度は訪れてみたい町の一つです。しかし、いざ観光しようと思ってもどこに行けばいいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、関ケ原で起こった「関ヶ原の戦い」「壬申の乱」にまつわる場所や、その他関ケ原を満喫できる観光スポットを紹介していきます。

訪れる前に知っておきたい!関ケ原ってどんなところ?

観光するときは、あらかじめその町について知っておくと何倍も楽しむことができます。特に日本の歴史に大きくかかわる出来事が起きた関ケ原はなおさらのことでしょう。そこでまずは、関ケ原はそもそもどういう町なのか、そして関ケ原で起きた二つの戦である「関ヶ原の戦い」と「壬申の乱」では一体何が起きたのか、といった基礎知識を中心に紹介していきたいと思います。

「関ケ原町」ってどんな町?

関ケ原町は岐阜県不破郡にある町です。岐阜県の西南端、伊吹山の南東麓に位置しています。関ケ原の地名の由来は「関所」のある「原っぱ」という一説があります。日本三大関所のひとつである「不破関」が置かれ、江戸と京都を結ぶ中山道の六十九宿のうちの二つである「今須宿」と「関ケ原宿」があったことから、古くより交通の要衝だったことも伺えます。

「関ヶ原の戦い」とは?

慶長5年(1600年)9月15日、徳川家康が率いる東軍と、石田三成が率いる西軍が激突した戦が「関ヶ原の戦い」と呼ばれています。最初は西軍が優勢でしたが、西軍の小早川秀秋が裏切りを決行し形勢は逆転。午前8時頃から約6時間にわたる戦いは東軍の勝利となりました。死者は両軍で6000人〜8000人程度と言われています。

「壬申の乱」とは?

天武1年(672年)、天智天皇の死後に、大海人皇子と大友皇子との間で起きた皇位継承をめぐる古代史上最大の内乱です。当時、皇位継承は兄弟が優先されるはずだったのですが、天智天皇は息子である大友皇子に皇位継承の意を表してしまったのが事の始まりです。約1か月にわたる戦いは、大海人皇子の勝利となり、天武天皇として即位することとなりました。

関ケ原の事は関ケ原で知ろう!

関ケ原という街の事や、関ケ原で起きた二つの戦いについて知ると、実際に戦いのあった史跡に行ってみたいと思う人も多い事でしょう。その場合、もっと知識があれば楽しめることは間違いありません。本やインターネットで調べるのももちろん一つの手ですが、折角なら現地に行って調べてみるとより一層理解が深まると思います。関ケ原にはこれらの戦いについて詳しく知ることができる資料館や観光の拠点となる場所があります。次は、関ケ原の史跡めぐりの前にぜひ訪れておきたいスポットを紹介します。

旅の拠点「関ケ原駅前観光交流館」

関ケ原町の観光情報発信の拠点としてJR関ケ原駅前に開館されたのがこの関ケ原駅前観光交流館です。「いざ!関ケ原」という愛称が看板として掲げられ人々の目を引きます。観光案内はもちろんのこと、お土産屋や休憩できるスペースなどもあります。またコインロッカーで荷物を預けることができたり、レンタサイクルも行っていたりなど、関ケ原観光の拠点として最適な場所となっています。

関ケ原の戦いについてならここ!「関ケ原歴史民俗資料館」

大きな白い建物、そして立ち並ぶ武将の陣旗が目印となっている資料館です。常設展では、関ケ原合戦図屏風、関ヶ原の戦いで使われた甲冑・大筒・火縄銃、ほら貝、陣跡からの出土品などの武具が展示されています。その中で目玉となっている、合戦時の両軍の陣形、戦の流れを電光で表現した大型のジオラマは、解説付きで臨場感抜群です。そのほかオリジナルグッズの販売やレンタサイクルなどもあるため、旅の出発点としておすすめできる場所となっています。

合戦テーマパーク?「関ケ原ウォーランド」

ここで、もうひとつ関ヶ原の戦いの資料館を紹介します。関ケ原ウォーランドは関ヶ原の戦いを再現した体感型合戦資料館。約1万坪の広大な敷地内にユーモアかつリアリティのあるコンクリート製の武者像が計248体展示されており、圧巻の一言です。関ヶ原合戦前に亡くなっているはずの武田信玄の像もあり、誰もが楽しめる場所となっています。また、当時の武具・甲冑なども多数展示された「合戦資料館」もあります。

壬申の乱についてならここ!「不破関資料館」

関ケ原歴史民俗資料館と同じ昭和57年に開館した資料館です。館内には出土した土器等や貴重な資料の展示や壬申の乱について解説しているパネル、関所の全体を復元したジオラマなどがあります。壬申の乱についてまとめられた映像を見ることができ、大海人皇子、大友皇子が当時どのような動きをしていたかを知ることができます。

関ヶ原の戦いの史跡をめぐろう

関ケ原の観光と言えば古戦場巡りです。その場所に行って、両陣営の人々が何を考えていたのか、どのように戦いが進んでいったのか見えてくるものもあるはずです。また、現代は穏やかとなったその場所も、当時凄まじい戦いが繰り広げられたのだろうと想像すれば、またその場所に違った感情が生まれてくるかもしれません。まずは、関ヶ原の戦いの史跡の中でも特におすすめの場所を紹介します。

家康最後の本陣「徳川家康最後陣跡」

JR関ケ原駅から徒歩10分、現在は陣場野公園となっているその場所は、徳川家康が最後に本陣を置いた所です。その公園の北西に「徳川家康最後陣跡」があります。関ケ原の戦いの日、午前11時ごろ、苦戦していた家康は本陣を桃配山から石田三成の本陣がある笹尾山のすぐ下に移動させました。そして、そこからの伝令で松尾山の小早川秀秋に発砲を命じて、裏切りへと仕向けさせ、戦いを勝利へと導きました。そして、敵将の首級の実検もここで行われました。その後、幕府の命で領主の竹中家は周囲の土塁、中央には土壇を築きました。土壇中央には「床几場徳川家康進旗験馘處」と刻まれた標柱があります。

激戦が繰り広げられた「決戦地」

JR関ケ原駅より徒歩20分、のどかな田園風景の中程にこの「決戦地」があります。「史跡 関ヶ原古戦場 決戦地」と書かれた大きな石碑が立ち、徳川家と石田家、両家の家紋が入った陣旗が立っています。関ヶ原の戦いの中でも、特に激戦となったのがこの場所です。ここよりすぐ北西には石田三成が陣を構えた笹尾山があります。休憩所もありますので、ここで休み景色を眺めながら、どのような戦いがどう繰り広げられたか考えてみるのも一興ではないでしょうか。

復元された竹矢来や馬防柵は必見!「笹尾山 石田三成陣跡」

笹尾山は決戦地より北西にある小さな山で、「石田三成陣跡」の石碑が立っています。この笹尾山には、敵の攻撃から守るために使われる竹矢来や馬防柵が復元されている珍しいスポットで、関ヶ原の戦いの史跡の中でも必見となっています。頂上から古戦場の全域を見渡すことができ、当時の石田三成が何を考えていたのか、思いを巡らせてみるのも良いかもしれません。また、麓には甲冑体験もできる関ケ原笹尾山交流館もあり、お土産屋や観光案内もありますので是非そちらもあわせて訪れてみるのがお勧めです。

壬申の乱の史跡をめぐろう

不破関跡/wikipediaより引用

壬申の乱にも史跡がいくつかあります。今回はその中でも特に是非とも訪れたいスポットを紹介します。

大友皇子が葬られた「弘文天皇御陵候神地・自害峯の三本杉」

不破関資料館より徒歩10分ほど、小高い丘の中腹に「自害峰(じがいみね)」があります。壬申の乱にて追い詰められた大友皇子は大津の長等山で自害します。地元の人々がその御首を貰い受けてこの丘に葬り、その場所に三本杉を植えました。明治時代には宮内庁による調査が行われ「弘文天皇御陵候補地」の認定を受けています。当時から立つ杉の大木には非常に厳かな雰囲気が漂います。

日本三大関所の一つ「不破関跡」

不破関のすぐ近くにある「不破関跡」。「愛発関」「鈴鹿関」と並んで日本三関のひとつと呼ばれています。壬申の乱の翌年に天武天皇によって設けられ、天下の変乱に備えるべく通行人たちを取り締まった関所です。中央には後の中山道である東山道が通っています。延歴8年、世の中の静まりとともに不要となった不破関は取り壊されました。関東・関西の呼称はこの不破関を境にしているともいわれています。

関ケ原を楽しめる観光スポット

さて、ここまでは関ケ原に来たらぜひ訪れたい古戦場・史跡を紹介してきました。関ケ原の歴史に思いを馳せるのも観光の楽しみの一つでもありますが、関ケ原には史跡以外にも楽しめる場所は沢山あります。次は、そんな観光スポットを紹介します。

自然が作り出した芸術!「関ヶ原鍾乳洞」

全長518m、約20分ほどで探索できる鍾乳洞です。年間を通じて洞内の温度は約15℃程となっており、過ごしやすくなっています。130年かけてようやく1cm伸びる鍾乳石が2m以上にもなっている「玉華殿」、鍾乳石と石筍が何万年もの長い月日を経てつながった「巨人の足」、天井まで10mある「昇竜の間」など、見どころが目白押しです。他にも発掘時に発見されたというウミユリの化石、湧き出す清水にいるニジマスの群れを見ることができるなど、自然の神秘を感じることのできるスポットとなっています。敷地内には食堂や売店などもあるので、休憩する事もできます。

ゴマについて知ろう!「胡麻の郷」

東海道自然歩道沿いにあるゴマ製品を製造する工場に併設されたテーマパークです。館内はゴマに関する様々な情報を紹介するミュージアムがあります。「開けゴマ!」が合言葉になっている扉をくぐると、ゴマの起源や歴史、成分や種類、各国での食べ方などゴマについて様々な事を知ることができる資料が展示されています。ショッピングコーナーでは、ゴマの製品が豊富に取り揃えられています。中にはゴマを使った焼酎なども取り扱っており、お土産にも最適です。

大理石の魅力たっぷり!「関ヶ原マーブルクラフト」

関ヶ原マーブルクラフトには大理石美術工芸技術の粋を極めた作品の数々を見ることができます。第1展示場には、何年もの月日をかけて完成する「本彫刻」を中心とした大規模な作品が並び、第2展示場には工芸品、水晶などの作品やアクセサリー、インテリアなど身近に感じられるものが並んでいます。第3展示場では、お手頃な価格のアクセサリーや小物、お土産などが気軽に購入することができます。また、カフェもあり手作りカレーやサンドイッチ、チーズケーキなどが堪能できます。

まとめ

今回は、関ヶ原の戦い、壬申の乱にまつわる史跡から、関ケ原で楽しめる観光スポットなどを紹介しました。実際に出来事が起きた場所に行ってみると、実際にその場所でしか見ること・知ることのできないものが沢山あり、資料を調べるだけでは得られないものも沢山あります。また、歴史に関するスポットだけでなく観光を楽しめる施設なども沢山あります。有名なスポットを巡るのも、興味ある史実から自分なりに観光コースを組み立てるのもどちらもおすすめです。魅力あふれる歴史ある町の関ケ原にぜひ一度訪れてみてください。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください