西郷隆盛の名言25選!大河ドラマにもなった幕末志士の心を知る

西郷隆盛は幕末に活躍した偉人の一人です。人気を博した「西郷どん」も記憶に新しい大河ドラマです。ドラマがきっかけで西郷隆盛に興味を持ったという方も多くいるのではないでしょうか。

多くの人から慕われ、リーダーとして激動の時代を先導した西郷隆盛は、実は多くの名言を残しています。明治維新の中心人物の一人である西郷隆盛が、どんな言葉を残したのか気になる方も多いと思います。

そこで今回は、西郷隆盛の名言をご紹介します。本稿では5つのカテゴリーに名言を分けてみました。人生に悩んでいたり、あと一歩踏み出すことができないという方は、彼の言葉にヒントを探してみてはいかがでしょうか。

西郷隆盛とは

そもそも西郷隆盛とはどんな人物なのでしょうか。簡単ではありますが、彼の生涯の主な出来事を順に振り返ってみましょう。

西郷隆盛の誕生と成長

西郷隆盛は1828年1月23日に鹿児島下加治屋町の下級藩士の家に誕生しました。西郷は郷中教育を受けて育ち、これにより判断力や交渉力、政治力が鍛えられたと言われています。その西郷の才能に目を付けて育てたのは藩主・島津斉彬でした。島津斉彬は幕末の四賢候と呼ばれるほど頭脳明晰な名君でした。出会いにも恵まれ、西郷は日本を大きく動かす重要人物へと成長していきました。

薩長同盟を締結

薩摩藩と長州藩の間に結ばれたのが薩長同盟です。幕末においてこの二つの藩は大変勢力がありました。しかしながら、両藩は非常に仲が悪く、時には敵対して戦っていました。西郷は薩摩藩に所属していましたが、坂本龍馬の仲介もあり、同盟が結ばれる事となりました。この同盟が結ばれたポイントは、経済的な利点が両者にあると明確に示された事です。この薩長同盟の締結により討幕の動きは加速していきます。

戊辰戦争と江戸無血開城の実現

大政奉還、そして王政復古の大号令を経て明治新政府が誕生しましたが、その過程で争いも起こりました。代表的なものが新政府軍と旧幕府軍の間に勃発した戊辰戦争で、西郷は新政府軍側として戦いました。新政府軍は数で旧幕府軍に劣る場面もありましたが、朝廷から認められた正規の軍隊の証である錦の御旗を上手く活用しました。江戸にも戦場が移るかと思われましたが、西郷と勝海舟の会談によりそれは阻止されました。これは江戸無血開城と呼ばれ、西郷の大きな功績の一つと讃えられています。無血開城後も争い自体は収まらず、戊辰戦争は約1年半続きました。

新政府へ参画

新政府でも西郷は大活躍しました。新政府が誕生したのは日本が近代化を進めていく上でも大きな出来事でしたが、問題は山積みでした。人事や財政面でも不安要素があり、早急な立て直しが必要でした。まず西郷が尽力したのが、廃藩置県の実行でした。有名な抜本的な政策です。西郷は御親兵を新設し、大きな混乱を起こさずに廃藩置県を完了させました。他にも、西郷隆盛は重要な政策を打ち立てました。以下が幾つかの例です。

・キリスト教の解禁

・陸軍、海軍省の設置

・地租改正の布告

・太陽暦の採用

・各県への府県裁判所設置

・散髪廃刀の自由、切り捨て・仇討ちの禁止

・学制の発布

・徴兵令の布告

・華士族と平民の結婚許可

西郷が舵を取り、これだけ多くの政策が行われたのは驚くべき事です。

西南戦争と西郷隆盛の最期

西郷は征韓論をきっかけに新政府のやり方に納得できず役職を辞しました。その後、故郷の鹿児島に戻って暮らしていましたが、新政府からの警戒は続きました。西郷の元には彼を慕う士族が多く集まっていましたが、彼ら士族と新政府の間で争いが勃発しました。争いは次第に日本最大の内戦、西南戦争に発展していきます。激戦が繰り広げられましたが、次第に西郷軍は追い詰められていきます。西郷は故郷の鹿児島の城山にて自刃しその生涯を終えました。

心に響く名言5選

いよいよ西郷隆盛の名言の紹介です。時代は異なりますが、今の私達もきっとその言葉に共感できる部分があるはずです。どんな名言があるのか、早速みていきましょう。

およそ思慮は平生、黙座静思の際においてすべし

何か考え事をする時は黙って座り静かに行うと良いという意味の言葉です。あなたは考え事をしている際、どの様な状態でしょうか。テレビや人のしゃべり声など、何かしらの雑音が聞こえてしまう場合も多いはずです。良いアイデアを出したり考えをまとめたいなら、静かな部屋で心を落ち着かせて座ってみましょう。そうすれば自ずと妙案が思い浮かぶかもしれません。

兼て気象を以て克ち居れよ

いきなり自分に勝とうと思っても簡単ではない。常日頃より心構えをしておこうという意味の言葉です。私欲を制御するのは思った以上に難しいことです。しかし、私欲をコントロールできなければ、大きな目標ほど達成は困難なはずです。時には振り返って反省し、自分を律する習慣をつけましょう。

天の道をおこなう者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても驕らない。

神様より全うすべく使命を与えられたものは、世間からけなされても落ち込まない。使命を成し遂げ有名になっても驕り高ぶる事はないという意味の言葉です。崇高な目標を掲げ、努力を日々重ねている方であれば、共感できたり後押しされる名言ではないでしょうか。どのような身分であっても、清い精神を持ち続けることが大切です。

我が家の遺法、人知るや否や、 児孫のために美田を買はず

たとえ児孫といえど、贅沢をさせてしまえば努力を忘れ怠けてしまう、という教訓が込められた言葉です。似ている意味では、可愛い子には旅をさせよということわざも有名ですね。人として成長するには、努力や苦労が不可欠だという事を西郷はよく知っていたのでしょう。我が子だとどうしても特別扱いしてしまいたくなりますが、時には心を鬼にして接しましょう。

文明とは正義の広く行われることである。豪壮な邸宅、衣服の華美、外観の壮麗ではない。

目に見える贅沢ではなく、道徳が守られている事こそ文明であると西郷は説きます。消費社会では、服や食事など、好きなものに囲まれ生活している人は多いはずです。それだけに満足するのではなく、同時に徳の精神も持ち合わせているが大切です。贅沢をするもの人生の楽しみ方の一つですが、周囲を思いやり慈しむ心も忘れないようにしましょう。

元気の出る名言5選

続いては元気の出る名言のご紹介です。時代の局面にて多くの人々を動かしてきた西郷の言葉には多くのエネルギーが秘められています。西郷隆盛の言葉からパワーをもらって今を生きる糧にしましょう。

彼ら貧民の子弟こそ、真の国家の柱石である 

日々真面目に勤労している人々こそが真に国を支えている存在だという意味の言葉です。なかなか仕事に励んでいても、このように認めてもらえる機会は少ないでしょう。西郷は国を動かせる立場にありましたが、決して慢心する事はなく、周囲への感謝や謙遜を忘れませんでした。どのような立場であれこの名言の心を忘れずにいれば、周囲との良い関係性を維持できます。

思い切ってやりなさい。責任は私がとる

これだけ心強い言葉もなかなかないのではないでしょうか。ミスをするのは誰しもが怖いものです。しかし失敗を恐れすぎると、自分の力も思うように発揮できません。そんな際に上司や仲間がこんな名言を言ってくれたらどうでしょうか。緊張もほぐれてリラックスできるはずですし、なによりももっと頑張ろうという気持ちになります。この名言は相手の力を引き出す魔法の言葉ともいえるのではないでしょうか。

天は人も我も同一に愛し給ふゆえ、我を愛する心をもって人を愛するなり

天は他人であれ自分であれ公平に愛を注いでいます。自分を愛する気持ちと同様に、周囲の人も愛しましょうという意味の言葉です。仕事などに追われていると、心にゆとりがなくなり、周囲に冷たく当たってしまいがちです。そんな時こそ、自分を愛するように他人にも優しく接しましょう。

徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず

徳とは身につけた品性を指し、善や正義を大切にする人格的能力とも言えます。西郷は徳に優れたものであれば、自然と財産が生まれると説いています。昨今では人を欺いてお金儲けをしている企業や事件も散見されますが、本来のあるべき姿ではありません。誰に話しても恥ずかしくない行いをして財を成しましょう。

人を相手とせず天を相手とせよ。天を相手として己を尽くし、人をとがめず、わが誠の足らざるを尋ぬべし

人を相手にするのではなく、自然や真理を相手にするように心がけよう。その為に自分の力を尽くす事が大事であり、他責にするべきではない。自分が本当に尽力しているのか問うべきだ、という意味の言葉です。物事がうまくいかなと周囲に原因を探してしまいがちですが、まずは自分自身を疑いましょう。そう心がけるのが成長の近道です。

人を動かす名言5選

続いては人を動かす名言です。実際に多くの人を動かしてきた西郷の言葉にはどんな秘密があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

大事に望みては、機会は是非、引き起こさざるべからず

何か大きな目標があって行動している際は、チャンスは自分で積極的に作り出すべきだという意味の言葉です。人生で経験を積んでいる方であれば、この名言に共感できるのではないでしょうか。消極的でいては、何事も機会を失いがちです。人との出会いも仕事もそうでしょう。目標が決まったならば、とにかく積極的に行動しましょう。

大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず

どんな場合であっても人として誠実であることは必要であり、偽りや悪い企みは行うべきではないという意味の言葉です。西郷の人柄をよく表している名言です。日々生活していると、正しい行いをしていても、嫌な目にあったり思い通りにいかない場面も多いです。だからといって悪い行いが正当化される事は決してありません。正々堂々と物事に立ち向かいましょう。

事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ

何か物事を始める際に思慮が足りなくても心配することはないという意味の言葉です。つまり、行動することこそが大切だ、と西郷は背中を押しています。不安が先行してしまい、考えに取り憑かれ行動が遅れてしまった経験は誰もがあるはずです。そんな際はこの言葉を思い出して、まずは行動してみましょう。

正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論である

僻論というのは、道理に合わない偏った発想や意見を指します。西郷は普通ではない異端なものこそが世の中を変えると言っています。世の中を大きく変革してきた西郷だけあって、正論だけでは世の中は変えられないと痛感していたのでしょう。信念があれば、たとえ異端であっても周囲を変える力を持っています。諦めずに邁進しましょう。

主君への忠義と親への孝行、他人にめぐみいつくしむという徳目の実践を促すことこそ、政治の基本である。

全ての政治家がこの言葉のように行動できれば、今の世の中もより生活しやすいものになるのではないでしょうか。どの行いも昨今では実践できている人が減ってきているように感じます。特に他人に恵み慈しむというのは心にゆとりがないと行えません。政治による変革も期待したいですが、まずは自分が出来る事から行っていきましょう。

ビジネスで役立つ名言5選

続いてはビジネスで役立つ名言5選です。現代の仕事でも、西郷の言葉に助けられる場面は数多くあります。中には多くの経営者から愛されている言葉もあります。西郷の名言を取り入れて仕事で周りと差を付けましょう。

敬天愛人

天を敬い人を愛すると読みます。天とは自然や真理、宇宙を指します。それを敬い、それに従うという意味が敬天です。そして愛人は、広い人間愛や万人への慈愛を表しています。この「敬天愛人」ですが、座右の銘としている経営者も多くいます。経営が理想とする在り方がつまった名言です。

徳盛んなるは官を盛んにし、功盛んなるは賞を盛んにする

人徳のある人には地位を与えて、功績のある人には褒賞を与えようという意味の言葉です。自分の上司で考えると、どの様な人の下で働きたいでしょうか。優秀だけど人の気持ちの分からない人よりも、思いやりがあって誰からも信頼される人物の方が上司としては適任なはずです。人事に携わっている方は、西郷のこの言葉を思い出して、人選するようにしましょう。

断じて行えば鬼神もこれを避ける

強い執念を以って事を行えば困難も自ら消えていくという意味の言葉です。綿密な準備も確かに大切ですが、物事に臨む心構えも重要です。例えば、商談やプレゼンの場で相手の気迫に負けてしまった経験はないでしょうか。人の姿勢は相手の気持ちも動かします。困難をも打ち負かすような強い気迫を持って、仕事に取り組んでみましょう。

急速は事を破り、寧耐は事を成す

急いで物事を行うと失敗するが、落ち着いて取り組めば上手くいくという意味の言葉です。どこかで聞いた事があるかもしれませんが、ことわざの急がば回れと同じ意味合いを持つ名言ですね。仕事では予期しないハプニングも起きる上、急に別の仕事が増えたりもします。そんな際に焦って取り組むと失敗はつきものです。焦った時はこの名言を思い出して、冷静に対処すると良いでしょう。

己を利するは私、民を利するは公、公なる者は栄えて、私なる者は亡ぶ

自分自身の利益を追い求めるのは私利私欲である事、国民の利益を得るのは国のためである事。公を大切にするものは栄え、自らの利益を優先するものは滅ぶという意味の言葉です。仕事においてもいつも自分中心で、他者への思いやりが欠けている人がいますよね。その様な態度を続けているといずれは立ち行かなくなります。その様な人を見ても反面教師にして頑張りましょう。

夢を叶える名言5選

最後のカテゴリーは夢を叶える名言です。夢にも色々な種類がありますが、中には大変な苦労が伴うものもありあますよね。そんな辛い時や苦しい時に支えとなってくれる言葉が、西郷の名言には多くあります。どんな名言なのか、早速みていきましょう。

耐雪梅花麗

西郷が、甥の市来政直のために贈った漢詩の一節がこの言葉です。梅の花は最初から美しいのではなく、冬季の厳しい寒さや雪に耐えてはじめて、美しく咲くのだという意味です。人に例えるならば、苦労や試練の先に大きな成長はあるのだという事でしょう。平坦な道の先には何も待っていません。困難を乗り越えて大きく綺麗な大輪の花を咲かせましょう。

人は、己に克つを以って成り、己を愛するを以って敗るる

自分自身を甘やかす事なく常に鍛錬を続けなさいという言葉です。夢を追いかけている人は、誰もが地道な努力を続けています。目に見えない部分も含めて、人の何倍も頑張っています。その中で認められ成功するのは一掴みの人間です。そんな限られた枠に入るためには、楽な道に甘えている暇はありません。自分に厳しく鍛錬に励みましょう。

誠篤ければ、たとい当時知る人無く共、後世必ず知己有るもの也

真面目に誠実に努めていれば、すぐに自分を認める人物がいなくても、必ず後世で理解が得られるという意味の言葉です。有名な画家にもそのような方が居ましたよね。コツコツと努力を重ねていれば、いつか周囲からも評価されると勇気をもらえる名言です。夢に向かって今まさに行動しているという方は、この西郷隆盛の言葉を胸に頑張ってみましょう。

幾度か辛酸を経て、志、初めて堅し。 丈夫は、玉砕に及んで、瓦全を愧じる。

何度も辛い思いを経験する事で志は明確で強固なものとなる。あやふやな意志で他人の意見に負けるようでは、大した思いもなく長く生きるのを恥じない人間と同じであるという言葉です。なかなか厳しい言葉ですよね。中途半端な志では通用しないと、生半可な思いで行動する人を区別しています。叶えたい目標があるなら、へこたれずに走り続けましょう。

世上の毀誉軽きこと塵に似たり

毀誉とは悪口と褒める事を指しています。この世において人からけなされたり褒められたりするのは塵のようなものだと西郷隆盛は言います。周囲の言葉はどうしても、気になるもので、少なからず影響を受けてしまう場面もあります。しかし、悪口を聞けば落ち込み、褒められれば浮かれてしまっては、良い影響があるとは言えません。周りの言葉は取るに足らず、気にするものでないと肝に銘じましょう。

まとめ

今回は西郷隆盛の名言を数多くご紹介しました。西郷隆盛の名言を元気の出るものやビジネスで使えるものなど、それぞれのカテゴリーで、心に響く言葉にいくつか出会えたのではないでしょうか。西郷は、ここで全てを紹介しきれないぐらい、沢山の名言を残しました。

昔から現在に至るまで、多くの人に愛されてきた彼の人柄ですが、彼の名言もまた多くの人の心を支えてきました。物事に躓いたり、調子が出ないなど悩んだ際は、西郷隆盛の名言に活路を見出してみてはいかがでしょうか。意外な解決策が見つかるかもしれません。

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