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坂本龍馬の名言15選!激動の時代を駆け抜けた龍馬の教えとは?

坂本龍馬は大変数多くの名言を残してきています。まさに時代を動かしたであろう言葉から、勇気や生きる活力を貰えるもの、当時ならではの空気を感じられるものまで、様々な名言があります。そこで今回は厳選した15の名言を、カテゴリー別に皆さんにご紹介いたします!

坂本龍馬の世の中を動かした名言

fce37faccad4f003462464d6ab602228_m.jpg幕末から明治の激動の時代を生き、その行く末に大きく関わってきた坂本龍馬。まずはまさに時代が動いた、そんな場面で発言されたであろう名言を見ていきましょう。

日本を今一度、洗濯いたし申候

坂本龍馬の名言の中でもかなり有名な言葉です。日本を立て直したいという思いを洗濯と表現している点も、なんとも坂本龍馬らしいですよね。背景には己の欲を優先する役人が増えており、その元凶である幕府を同士とともに倒さんとする龍馬の熱い想いがあります。

財政の独立なくては、思想の独立もなく、行動の自由もない

しっかりとした経済力がなければ、思想も行動も自由にならないと核心をついた名言です。当時、諸外国との交流も生まれ、経済的な競争は激しさを増していく渦中にいた龍馬です。個人としてもビジネスでも基盤としての経済力の大切さを実感しているのが伝わってきます。

世界の海援隊でもやりますかな

大政奉還後、新政府樹立に際して発言されたとされる言葉です。役職や要職などの肩書は必要なく、龍馬の海援隊として世界を周りたいという思いが表れています。このような強い思いを持つことが、世の中を変える原動力になったのでしょうね。

時勢に応じて自分を変革しろ

状況に応じて変化できる柔軟性の大切さを説いています。当時の幕末から明治という変化の激しい時代を生き抜いた龍馬が言うと、その説得力も計り知れません。昨日までの常識が今日になると一変してしまうという事は生活していると遭遇する事があります。精神的にもそうですが、どういった対応ができるかが大切です。例えショックな出来事だとしても必要以上に動揺しうろたえるのではなく、チャンスと考えられると良いかもしれません。

おれの足が半日早ければそのぶんだけ日本は救われる、という気になってきた

様々な要人と渡り合い、世の中を動かしてきた龍馬です。明るい日本の未来を作るため、日々邁進を続けてきた彼ですから、時間を無駄にできないという強い思いと湧き上がる自信が伝わってきます。強い志を持っている方なら、彼の気持ちや思いにも共感できる事でしょう。みんながこのような気持ちを持てたら、日本の未来ももっと良いものになっていくかもしれませんね。

坂本龍馬の生きる活力が湧く名言

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次に紹介したいのは、生きる活力や勇気が貰える龍馬の名言たちです。現代は当時に比べて技術も大幅に発展しものすごく便利になっていますが、生きやすいかと言うとそうでもない現実があります。

現代社会は、友人関係、会社での理不尽な出来事、無理な過労などストレスに溢れています。坂本龍馬が生きた時代も常識が日々変わってしまい、変化の激しい世の中で、ストレスがあったと思います。その時代を生き抜き、時代を先導した龍馬、彼の言葉には今を生き抜くヒントがたくさん詰まっているはずです。是非参考にして良いエネルギーを貰いましょう!

恥といふことを打ち捨てて、世のことは成るべし

周りからどのように見られているのか、可笑しくはないか、浮いてはいないか。日本人であれば誰しもが少しは気にしてしまうかと思います。ですが、世の中の新たな常識を作ってきた龍馬からすれば、恥という概念そのものが邪魔でしかありません。大事なのは自分自身の考えや想い、ビジョンを信じられるかどうかという事です。一歩を踏み出せず行動に移せずにいる人は、是非この言葉を何度も読んでみて下さい。思い悩んでいた事が、なんともちっぽけな事に思えて来るかもしれませんよ。

何でも思い切ってやってみることですよ。どっちに転んだって人間、野辺の石ころ同様、骨となって一生を終えるのだから。

どんな人であれ最後は骨となり土となるのだから、考えてばかりいないでまず行動を起こしてみようという言葉です。行き着く先は同じなのだから、行動を起こさないのは勿体無いとの思いが伝わってきます。生きている今だからこそ、美味しい空気を吸って爽快な気分にもなれるし、水を飲めば美味しいと感じられるわけです。この貴重な瞬間の連続が生きているという事だと言えます。この貴重な日々をより有益な日々にするためにも、自分の夢ややりたい事、成し遂げたい事のために行動を起こしてみてはいかがでしょうか?

人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある

人の人生には一つのだけではなく、いくつもの道があります。選ぼうとしていないだけで、進む事のできる道は幾つもあるのだから、一度視野を広げてみて、本当に歩みたい道を見つけると良いという言葉です。生きていると想定した通りの人生ばかりには、なかなかなりません。例えば仕事ですが、一つの仕事をずっと続ける方もいますが、一方で様々な理由で転職や失職する方も多いです。本当は仕事を辞めたいけど、どうすることも出来ずに働いている方も多いのではないでしょうか?

ただ仕事などに追われていると、なかなか視野を広げられず、思考も固くなってしまいます。思い悩んでいる方は、まず一度リラックスできる環境を作り、置かれている状況や自分の考えを整理してみましょう。第3者に意見を求めるのも効果的です。そしていくつかの選択肢を具体的に並べてみると、気持ちも少し楽になるのではないでしょうか。たとえ間違えでもまた他の道を行けばいいだけです。恐れずにトライしてみましょう。

世の人は我を何とも言わば言え、我が成す事は我のみぞ知る

世間の人間は自分の事を色々と言うけれども、自分の事は自分が一番知っているはずです。とやかく言われずとも、自分のやる事を解っていればいいという言葉です。この歌は有名で、寺田屋の庭にも掲載されているようです。

人間は生きていると人の評価や周りの目がどうしても気になってしまうものです。こんな事をしたら相手に変に思われるのではないか、行動する度にビクビクしてしまうこともあるでしょう。しかし、自分の行いに強い信念があるならば、自分で自分のやることを理解している、それで十分ではないかと龍馬は問います。ふと気が楽になる方も多いのではないでしょうか。

何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり

志も持たずにだらだらと日々を過ごすなんて馬鹿げていると、多くの人が耳が痛くなるような龍馬の言葉です。毎日を生活していると、これは幸せな事ですが、現代だと特に何も志を持たずにも、寝食に困らずに平和に生きて行けてしまいます。気づけば卒業、そして就職、もう勤続10年目かなんて方も沢山いるのではないでしょうか。

人生を思い返したり、今後の人生を考える際に後悔が残らないものにする為にも、人生の大きな目標は生きる軸、志を決めてみると良いかもしれません。例えば「日本を良くしたい」と掲げたならば、日々の会社の業務もまた違って見えるのではないでしょうか。くだらないと思っていた事が、実は大切な仕事かもしれませんね。

人間、好きな道によって世界を切り拓いていく

西奔東走し薩長同盟の締結など時代を動かした龍馬が言うと言葉の重みが違いますね。好きこそものの上手なれといいますが、好きでもない事は長く続けることも困難ですが、世界を切り開くなんて事には到底結びつきそうにありません。仕事にしても生きる目標にしても、自分はどんな事が好きなのか今一度考えてみると良いかもしれません。

業なかばで倒れてもよい。そのときは、目標の方角にむかい、その姿勢で倒れよ

常に目標に向かって努力し、エネルギーを注いでいこう。しっかりと方向を定めて、そこに集中し、日々少しでもいいから一歩一歩前進していこう。そんな龍馬の強い想いが伝わってきます。雑念は捨てて自分に今できることは何か考えて、目標に近付こうとする姿勢は仕事でも勉強でも大切です。目標に向かった姿勢のまま倒れよとまでは行かないまでも、何事も完全燃焼出来るように心がけましょう。


坂本龍馬の時代を感じられる名言

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最後に坂本龍馬の時代を感じられる名言をご紹介します。幕末から明治という時代だと、現代にはない言葉の表現が出てきたりしますよね。また、時代背景を感じることの出来る言葉もあったりします。どんな名言があるのか、早速見ていきましょう。

義理などは夢にも思ふことなかれ 身をしばらるるものな

義理や人情は大切ですが、それだけに縛られていては何事も生み出しません。義理や人情だけに捕らわれていると足元を見失って大業を果たせない、という名言です。当時、武士として生まれた場合、この義理というものは大変重い意味を持つものでした。しかしそれにばかり囚われていては良くないと龍馬は説きます。現代でも周囲との関係ばかりに気を取られないように気をつけたいものです。

世の既成概念を破るというのが、真の仕事である

江戸幕府に幕を閉じるきっかけを作った龍馬の言葉です。長く続いているルールーや決まり文化を壊すというのは並大抵のことでは出来ません。周りからの反発も大きいでしょうし、今までの習慣に従っていたほうが楽なんじゃないかと思ってしまいがちです。しかし、そういったものにこそ疑問を持ち、信念やさらなる改善に向かって進んでいく。世の中を動かいたいと思っている人には特に響く言葉ではないでしょうか。

偏見を持つな。相手が幕臣であろうと乞食であろうと、教えを受けるべき人間なら俺は受けるわい。

幕臣とは幕府の家臣のことを指します。極端な例を示していますが、学ぶべきものがあれば誰からでも習得したいという、龍馬のまっすぐな思いが伝わってきます。身分はたしかに大切ですが、それだけで人の持つ心や知識は図れません。学ぶべき時はどんな相手であれ頭を下げて学ぶべきでしょう。


まとめ:坂本龍馬の名言15選

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坂本龍馬の名言15選を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?悩める我々現代人の背中をポンっと押してくれる言葉がたくさんあったように思います。幕末から明治維新という激動の時代に思いを馳せ、生きる活力にして頂けたならば幸いです。

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